育毛
効率的な育毛
どんな症状でもそうですが原因をつきとめ、ピンポイントで処方していけばより早く効率的に改善できます。
薄毛や脱毛症に関しても同様です。
複数の原因が絡み合っている場合も多々ありますが見落とす事なく処方できると良いです。
色々な育毛剤を使用しても効果がイマイチであれば、まだ原因に見落としがあるのかもしれません。
高品質な育毛剤が発売されていますが、全ての人に、色々な原因に効く特効薬は存在しません。
育毛剤に頼りすぎて他は何もしないでは効果もあまり出ないはずなのです。
例を挙げると血行を良くする育毛剤を使用したとしても、血液がドロドロ、肩こりが酷いなど血流が滞っている状態であれば栄養を十分に髪の毛に送る事は出来ませんよね。
やはり自分に合った育毛剤を選ぶと同時に、毎日の食生活や生活習慣、ケアの仕方など総合的に改善する必要があるのです。
発毛や育毛を効率良く成功させる為には以下の3つのポイントを重視しましょう。
1.頭皮の状態を正常に維持する。
毎日きちんと洗髪し、皮膚炎やフケ症などを防ぎます。
注意しなければならないのは洗浄力の強すぎるシャンプーを使用すると逆に皮脂の過剰分泌などに繋がり逆効果になってしまいます。
2.必要な栄養を摂取する。
人間の体にとって必要な栄養素を摂る事は当たり前です。
髪に必要な栄養を摂らなければどんな育毛剤を使用しても無駄です。
3.栄養素を毛母細胞に送る。
体全体の血流を良くする為に有酸素運動を行う、睡眠をしっかり取るなど生活習慣から見直しをします。
男性型脱毛症
「育毛ケアをしたい」と言う動機の背景には、抜け毛や薄毛、又は脱毛症と言う症状があると思います。
ひと言で脱毛症と言っても様々な症状があり、症状別に対策が異なります。
まず男性型脱毛症について勉強していきます。
■男性型脱毛症
男性において最も多い脱毛症が「男性型脱毛症」です。
額の生え際から後退するタイプ、頭頂部から薄くなっていくタイプなど個人差によって様々な脱毛の仕方があります。
原因としてははっきり解明されていないのですが、男性ホルモンが関係していると言われています。
髪の毛が成長しきる前に抜けてしまい、生え変わる毎に段々と細くなり、結果的に頭皮が透けて見えてしまいます。
遺伝的要因が多いのですが、近年ではストレスや食生活、生活環境の悪さなどによる後天的要因も原因の多くを占めています。
〜男性型脱毛症の効果的な対策〜
◇血流を良くし、十分な栄養素を毛乳頭へ送る。
・育毛剤や育毛サプリメントを使用する。
・バランスのとれた食生活をする。
・規則正しい睡眠ととる。
・血流を良くするために有酸素運動を定期的に行う。
・マッサージを行う。
・禁煙をする。
◇頭皮における過剰な皮脂の分泌を抑える。
・脂肪分、糖分、コーヒー、アルコールを出来るだけ控える。
・栄養素としてはビタミンB2、B6を良く摂取する。
・規則正しい睡眠をとる。
男性型脱毛症だけではないですが、育毛剤を一生懸命使用していても、生活習慣や食生活が乱れていると何の効果もありません。
体の内側から発毛力を高める必要があります。
ヘアサイクル
健康で正常な髪の毛にも寿命があり、いつかは抜けてしまいます。
但し、抜け落ちても同じ毛穴からまた新しい髪の毛が生えてきます。
繰り返し行われるこの生え変わりを「ヘアサイクル」(毛周期)と言います。
育毛をする上で是非知っておきたいこのヘアサイクルを勉強していきましょう。
ヘアサイクルは「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」⇒「成長期」とサイクルし、生え変わりをくるくる回しています。
成長期は「毛乳頭」から栄養分を受け取った「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し行うことで髪の毛が成長する機関です。
結構長い期間ですが、男性だと通常2~6年、女性の場合だと4~7年位続くと言われています。
「成長期」である髪の毛は髪全体の85~90%を占める割合で、残りの割合は退行期か休止期と言う訳です。
退行期である髪の毛は全体の1%程度なのですが、「毛球」が小さくなることで栄養が届かなくなり、毛母細胞の分裂が衰えている状態を言います。
退行期である期間は大体2、3週間です。
残り9~14%位は休止期となります。
期間は約2、3ヶ月で、毛母細胞の活動が完全に止まって休んでいる状態を言います。
休止期になると髪の毛は自然に抜け落ち、健康な髪の毛の持ち主でも1日約50本~100本抜けると言われています。
この「ヘアサイクル」が乱れると髪の毛が成長しきる前に抜けてしまい、薄毛やハゲになってしまったりします。
育毛を行うと言うことは、正常な成長の為、毛母細胞に栄養をしっかり送り続けることなのです。
シャンプー選び
ほとんどの方が毎日行う洗髪。
洗髪に使用するシャンプーは、頭皮に合わないものを使用すると必要な皮脂が剥がれ落ちてしまい、脱毛症を引き起こします。
育毛シャンプーを使用しているのになかなか効果が現れないのはやはりご自分に合っていないのではないでしょうか?
シャンプーは様々なメーカーから、様々な種類が販売されていますがどう選んだら良いのでしょうか?
大きく分けて4種類のシャンプー剤に分類されますが、それぞれに特徴がありますので勉強していきましょう。
1.石油系シャンプー剤
近年では環境問題でシャンプー製造業者も製造しなくなっていますが、ひと昔前まではこのタイプが多く販売されていました。
2.高級アルコール系シャンプー剤
原価が安く、加工もしやすいので製造業者が大量生産し、市場では最も多く販売されています。
「高級」は良質と言う意味ではなく、含有される炭素数が多い事を示しています。
炭素数が多い、と言う事はあまり頭皮や肌にとって良いものとは言えません。
主にニキビや肌荒れの原因、又、洗浄力が強いので汚れは落としてくれますが、同時に必要な皮脂まで取ってしまう事があります。
3.アミノ酸系シャンプー剤
弱酸性のアミノ酸シャンプーは、刺激が弱く安全です。
選択洗浄性と言われる機能を持っており、必要なコレステロールなどは皮膚に残したまま、汚れを洗い流してくれます。
他のシャンプー剤と比べてシャンプー後に頭皮のスッキリ感は味わえないかもしれませんが、必要な皮脂を残してくれている証拠ですので多少我慢しましょう。
こちらは製造原価が高い為、販売価格も高価なものが多いです。
4.石けんシャンプー剤
最後に石けんシャンプー剤ですが、名前の通り石けんが主な成分ですので人体に害を与える成分は含まれません。
しかし洗浄力が強く皮脂を取り過ぎてしまう事や、アルカリ性なのでキューティクルが開いて髪にきしみ感があります。
脱毛症の種類
脱毛症には男性型脱毛症の他に、様々な症状があります。
■脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、頭皮における皮脂の過剰な分泌が原因で起こる脱毛症です。
特に食生活やシャンプー、洗髪の方法等によって皮脂が過剰に分泌され発症します。
皮脂の過剰な分泌は、毛穴が詰まり髪の成長が妨げられます。
■粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)
乾性のフケが毛穴を塞いでしまい、炎症を起こす事で抜け毛が増加します。
フケには乾性のフケと脂性のフケとがありますが、脂性のフケは脂漏性脱毛症の初期症状となります。
乾性のフケは過剰な洗髪や強いシャンプー剤を使用する事で頭皮の必要な皮脂を取り除いてしまう事で発生します。
■びまん性脱毛症
びまん性脱毛症の原因は老化、偏った食生活、ストレス、頭皮における血行不良などが挙げられます。
症状としては頭部全体に髪の毛が薄くなります。
バランスの取れた食生活、規則正しい生活習慣、有酸素運動などで体の内面から予防する事をお薦めします。
■円形脱毛症
「円形脱毛症」と言う脱毛症の名前は皆さん良くご存知でしょう。
症状としては前ぶれなく、突然円形の脱毛が発症します。
男女年齢問わず、誰にでも発症する可能性があり、症状の中には頭部全体や体全身の毛が抜けてしまう事があります。
ストレスが原因だと言われてきましたが、近年では免疫機能の異常が原因で発症すると言う考え方に変わっています。
■薬剤性脱毛症
この症状は薬剤の副作用によって引き起こされるものです。
代表的なもので抗がん剤による脱毛が認められますが、脱毛の症状は一時的なものが多いです。
治療が終了すると通常1、2ヶ月で髪の再生が始まり、半年程ではほとんど元に戻る場合が多いです。
育毛、発毛を阻害する要因
育毛、発毛を阻害する要因としてタバコ、酒、紫外線などがあります。
タバコは「百害あって一利なし」と言われる様に人間の体にとって何も良い事はありません。
お酒も適量なら体に良いのでしょうが過度な摂取はやはり体にとってよくありません。
では育毛、発毛にとって具体的に何が悪影響なのでしょう。
■タバコ
まずタバコですが、皆さん良くご存知の通り血行が悪くなります。
これはタバコの主成分であるニコチンが血管を収縮させる作用があるからです。
血行が悪くなれば当然頭皮の血液循環も悪くなって、体の中で栄養が遅く届く髪には、ほとんど栄養が行き渡りません。
又、一酸化炭素が血液に含まれるヘモグロビンと結合して酸素運搬能力が低下します。
栄養、酸素の供給が低下すると髪の毛の寿命は短くなって、成長速度も遅くなります。
■お酒
良く聞く話は「お酒は肝臓に悪い」と言いますね。
お酒を飲みすぎてしまい肝臓に負担がかかるとタンパク質が作られなくなります。
タンパク質は髪の毛の主成分ですので栄養が不足すると言う訳です。
肝臓はアルコールを分解してくれますが人によってその能力は様々です。
週に2日は休肝日を設定し、肝臓を休めるように心掛けましょう。
■紫外線
紫外線は頭皮に必要な皮脂を酸化させてしまいます。
皮脂が酸化すると過酸化物質となって毛根における細胞を死滅させるので脱毛を誘発します。
又、髪の主成分であるタンパク質を破壊し、キューティクルを痛めます。
キューティクルが痛むと水分が奪われてしまいパサついた髪となります。
紫外線が強い日は、帽子で直接紫外線を浴びない様にします。
睡眠、ストレスと育毛の関係
育毛、発毛に大切なことは、育毛剤などを使用する事より規則正しい生活習慣を送ることが大切です。
いくら高価で良い育毛剤を使用しても、自分の体が不健康であれば、血行が良くなる訳もないですし、栄養も行き渡りません。
■睡眠
髪の毛は睡眠中に成長します。
昼間、体が活発に活動している時は体を動かすために必要な部分に栄養を供給しますので、毛母細胞には栄養が届かず髪の毛はほとんど成長しないのです。
逆に眠っている間は体の活動が低下しますので、毛母細胞に栄養が多く届けられ、活発な新陳代謝により髪の毛が良く成長するのです。
特に成長するのは、午後10時〜午前2時迄の時間帯で、より深い眠りについているのが理想的とされます。
「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれるこの時間帯は、深い眠りにつくことで成長ホルモンの分泌が促進され、老化防止や成長促進となります。
■ストレス
「病気は気から」と言われる様に、ストレスは薄毛、ハゲにとっても非常に危険な内容です。
深い悩みがあると円形脱毛症になる場合も多く、逆に悩みがあまり無い羨ましい方は健康的な状態でしょう。
ストレスは交感神経を刺激するので毛細血管が収縮し、血液が流れる量が減り栄養が運ばれにくくなります。
栄養が運ばれないと言う事は髪の毛も育たないと言う訳です。
他にもストレスをため込むと食欲不振や不眠症、過食症、消化器系の機能低下など体にとっても髪の毛にとっても良いことはありません。
さらさら血液で育毛
近年良く話題となる「さらさら血液」ですが、育毛や発毛にとっても非常に大切な条件です。
人間にとって必要な栄養素は血液によって運ばれます。
血液は体中に張り巡らされた毛細血管を通って各部に栄養素を届けるのですが、血液がドロドロだとこの極細の毛細血管を通る時に、赤血球や白血球が変化しにくくなり、くっついてしまいスムーズに通過できないのです。
頭皮や髪の毛に必要な栄養素が届けられないと枯れてしまう状態になりますので「さらさら血液」が重要なのです。
では、「さらさら」と「ドロドロ」血液の勉強をしましょう。
■ドロドロ血液の原因
・脂肪、糖分、たんぱく質の過度な摂取
・アルコールの飲み過ぎ
・ビタミン、ミネラルの不足
・ストレス
・運動不足
・喫煙
■さらさら血液にする食べ物
・青魚(DHA、EPA)
サバ、イワシ、ブリ、サンマ、アジ、マグロなど
良くご存知と思いますが青魚に含有しているDHAやEPAにはドロドロ血液を防止し、血栓が出来るのを防いでくれる効果があります。
・ナットウキナーゼ(納豆)
出来てしまった血栓を溶かし、又、出来にくくします。
・イソチオシアネート
大根やワサビなど
血液の流れをスムーズにします。
・食物繊維
野菜、海藻、キノコ、こんにゃく、いも、豆類
腸を掃除しコレステロールの吸収も抑制します。
・硫化アリル
ネギ、タマネギ、ニンニク、らっきょうなど
血液の凝固を抑制します。
・クエン酸、酢酸
梅干や酢など
赤血球を柔軟にして自在に変形しやすくします。